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第6回 「自分の健康を管理するセルフチェック法4:尿チェック」

■尿は健康状態をみるシグナルの宝庫!
体内の不要物を含んだ血液が腎臓でろ過され、リフレッシュした血液は再び体内へ吸収されますが、ろ過して残ったものは尿として排出されます。尿には、はがれた細胞や老廃物、余分な水分や栄養素、分泌物などさまざまな物質が混ざっています。
病気になると、尿に含まれる物質や尿量、尿のにおい、色、回数、出方などが変わります。そのため、血液検査と並んで尿検査が診断上重要になります。

まずは、下のチェック表を使って、健康な尿かどうかを確認してみましょう。

 

≫ 尿の量をチェック!

回数も量も増えた ビール・水など水分をたくさん摂った 生理現象のため心配なし
       
尿に甘いにおいがある 糖尿病
       
尿に特別な変化はない 腎臓病
         
回数は増えたが
量は少ない
排尿の始めに痛む 尿道炎
       
排尿の後に痛む 膀胱炎
       
尿が出にくく、夜間3〜4回トイレに行く 前立腺肥大症、前立腺がん

 

≫ 尿の色をチェック!

色が濃くなった 高熱、発汗、薬の服用後にだけ色が濃くなる 尿自体は心配なし
       
体がだるく、食欲がおちる 肝炎
         
血尿が出る 痛みがある 腎臓結石、尿管結石
       
急に熱が出る 尿路の感染症
       
痛みも熱も出ない 腎臓がん、膀胱がん

 

≫ 尿のにおいをチェック!

いつものにおいと違う 強いアンモニア臭がする 膀胱炎
       
甘ったるいにおいがする 飲酒後なら問題なし
それ以外は糖尿病の疑いあり

 

尿のチェックポイント
1 尿の回数が多くなった YES NO
2 尿の回数が少なくなった YES NO
3 尿の泡がなかなか消えない YES NO
4 尿に甘い臭いがする YES NO
5 尿ににごりがある YES NO
6 尿の色が赤っぽい YES NO
7 排尿後も、尿が残っている感じがする YES NO
8 排尿時に痛みがある YES NO
9 尿が勢いよく出ない YES NO
10 夜中にもよくトイレに行く YES NO
YESの数 判定
10〜9 ただちに医師のもとで検査をしましょう! 間違いなく病気です。
8〜5 医師に相談し、検査を受ける事をおすすめします。
4〜3 念のため医師に相談してみましょう。
2〜1 注意深く症状を見守りましょう。少しでも前と違うなと思ったら念のため医師に相談を。
0 今のところ問題なし!でも油断は禁物。こまめにチェックしましょう。

 


■健康な尿とは?
1日の尿量は、成人で約1〜1.5リットル程で、尿の頻度は、日中に5〜8回、夜間に0〜1回ぐらいが健康な状態だと言われています。
正常な尿は、淡黄色か麦わら色の透明なものですが、尿量の増減によって薄くなったり濃くなったりするのが普通です。また、摂取した水分の量や発汗、飲酒、ビタミン剤や薬を摂取することによって尿の色は一時的に変化します。
尿のにおいについて、健康な人の尿はあまりくさいものではありません。食べ物や飲み物、服用している薬によって変わりますが、正常な尿のにおいは、少し芳香性のあるにおいです。

尿は自分の健康を確認できる重要なバロメータです。毎日こまめに確認しましょう。

 

尿の健康度チェック対策

頻尿

一日の排尿回数が10回以上ある場合は、大量に水分を摂ったとき意外は、病的な頻尿です。膀胱炎や前立腺炎、前立腺肥大症膀胱結石などが疑われます。また、妊娠や子宮筋腫、卵巣脳腫など膀胱が圧迫されて頻尿になる事もあります。
神経性の頻尿もありますが、この場合は寝ているときは普通と変わらず、尿のにごりや色は通常通りなので区別できると思い
ます。
尿の回数が増えるだけではなく、量も増えてきたら糖尿病の疑い大!糖尿病になると大量の尿を排泄するため、ひどく喉が渇くので、見分けるポイントになります。
あまり頻繁に尿が出るときは、放置せず、一度医師の検査を受けましょう。

乏尿
(ぼうにょう)

尿の量が極端に少なくなり、顔や体がむくんできたら、腎臓病にかかっている可能性が強いです。心臓病の場合も尿の出が悪くなります。
また、尿の量は変わらないが、チョロチョロとしか出ず、尿を出している時間が長くなるようなときは、前立腺肥大症の可能性があります。
さらに尿路結石になると、尿がまったくでなくなる事があります。尿の出が悪くなったと感じたときは、早めに医師に相談しましょう。

あわ

健康な人の尿のあわはすぐに消えますが、あわがなかなか消えない場合は腎臓がうまく働かずたんぱくが出ている可能性があります。
また、糖尿病がかなりすすんでいる場合もあわが消えにくい事があります。

におい

尿のにおいは、日によって多少変わりますが、アルコールを飲んだりにんにくを食べたりすると、特有のにおいの尿が出ます。この場合は尿のにおいの変化の原因がハッキリと分かるため、問題ありませんが、心当たりがないのに強い悪臭や甘いにおいの尿が続けて出ている場合は、糖尿病や膀胱炎の疑いがありますので医師の検査を受けましょう。

にごり

正常な尿でも、時間が経つとにごって見える事があります。これは尿酸塩やリン酸塩が出てくるためで特に問題はありません。
しかし、排泄したばかりの尿がにごっている場合は、膿や最近が混ざっている可能性があるため要注意!
にごった尿が何日も続くようなら検査を受けたほうが良いでしょう。

血尿

赤っぽい尿が出るときは、血が混ざっている可能性が強く、尿路系の臓器炎症や腫瘍、結石ができている可能性があり、医師の検査を受ける必要があります。
ただし、激しく運動した後にも血尿が出る場合がありますが、これは問題ありません。

残尿感

排尿後にまだ尿が残っているように感じ、何度もトイレに行くようになった場合は、膀胱や尿道に炎症が生じている場合が多いです。さらに、老年期の男性の場合、前立腺の異常を知らせるシグナルかも知れませんので、早めに検査をしましょう。

尿の勢い

尿の勢いがなくなり、尿を出すのに長い時間かかるような場合は、前立腺肥大症や前立腺ガンの疑いがあります。放置せず、早めに検査を請けましょう。

痛み

排尿時に痛みがある場合は、尿道炎、膀胱炎、前立腺炎の可能性があるので、医師の検査を受けましょう。

夜間の頻尿

一般的に、睡眠時間が7〜8時間の場合、夜間は尿の生成が減るため、トイレに行かなくてもすみます。しかし、腎臓のはたらきが弱くなると尿を濃縮する機能が低下し、朝まで持ちこたえられず薄い尿が出るようになります。この場合も医師の検査を受けたほうが良いでしょう。


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