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第7回 「自分の健康を管理するセルフチェック法5:排便チェック」

■便は体内環境を知る手段のひとつ
便の中には、食べ物の残りかすや胃や腸の粘膜からはがれる細胞、細菌類などが含まれています。便の中の最近は、大腸菌をはじめ100種類以上にのぼり、便1グラム中に数千億個以上存在すると言われています。
1日1回以上、気持ちよく便が出て、色は黄色っぽく適度の硬さがあるのが望ましい便です。皆さんの便はいかがですか?

まずは、下のチェック表を使って、健康な便かどうかを確認してみましょう。

 

≫ 便の状態をチェック!

便秘気味である 以前から便秘が続いている 常習性便秘
       
突然便秘になった 大腸ガン
 
下痢気味である 水のような便で、腹痛と吐き気を伴う 急性胃炎、腸炎
       
粘液状の便で血液が混ざり、腹部が痛む 潰瘍性大腸炎
       
下痢と便秘を交互に繰り返す 過敏性腸症候群

 

≫ 便の色をチェック!

赤っぽい色をしている 排便時に痛みがあり、便に鮮血が混じる
       
全体に鮮紅色で腐敗臭がある 大腸ガン
         
黒っぽい色をしている 前の日に貧血の錠剤をのんだり、肉をたくさん食べた 心配はないが、薬の服用は医師とよく相談してから
       
便の状態は普通か、下痢気味である 胃・十二指腸潰瘍
         
白っぽい色をしている 黄だん症状がある 腎肝炎、胆管・膵ガン

 

便のチェックポイント
1 便秘気味である YES NO
2 食後や酒を飲んだ翌朝、下痢をする YES NO
3 日中だけでなく、夜中にも下痢がある YES NO
4 水のような便や、粘液状の便が出る YES NO
5 下痢気味で、熱がよく出る YES NO
6 便の色が赤く、排便時に痛みがある YES NO
7 便の色が赤く、腐敗臭がある YES NO
8 便の色が黒っぽい YES NO
9 便の色が白っぽい YES NO
10 通勤時に何度もトイレに行きたくなる YES NO

YESの数 判定
10〜9 ただちに医師のもとで検査をしましょう! 間違いなく病気です。
8〜5 医師に相談し、検査を受ける事をおすすめします。
4〜3 念のため医師に相談してみましょう。
2〜1 注意深く症状を見守りましょう。少しでも前と違うなと思ったら念のため医師に相談を。
0 今のところ問題なし!でも油断は禁物。こまめにチェックしましょう。

 


 

便の健康度チェック対策

便秘

毎日、規則正しく一定量の便が出る事が望ましいとされています。しかし、女性は便秘になる傾向が強く、半数以上が便秘もしくは便秘気味という調査結果もあります。便秘は、肩こりや頭痛の原因となるだけでなく、長時間続くと痔や大腸がんの誘因ともなりかねません。「病気ではないから・・」と放置せず、快便を心がける事が大切です。
それには、便意をもよおしたら我慢せずトイレに行く習慣をつけましょう。また、野菜や芋・穀類などの食物繊維を十分にとりましょう。キムチやぬかづけなどの乳酸菌食品を摂ることも効果的です。

下痢@

便秘で悩む人がいる一方、下痢で苦しむ人が多いのも事実です。下痢といっても種類はさまざまです。食後すぐ起こる下痢ならさほど心配はいりません。誰でも、胃に食物が入ると大腸の働きが活発になり、このはたらきが盛んになりすぎると下痢が起こります。こうした下痢には薬はほとんど効きません。あまり気にしないほうがいいでしょう。
また、お酒が好きな人も下痢になりやすいです。特に「ビール党」の人は要注意。水分の摂りすぎによる下痢が起こります。アルコールはできるだけ夕食を摂りながら飲むようにし、量もほどほどにすれば、短時間で快便を取り戻す事ができます。また、不規則な食事や早食いなども下痢を招く結果となるので注意が必要です。

下痢A

胃・結腸反射(胃袋に食べ物が入って膨らむのを感じると反射的に大腸が運動を起こし、便意をもよおす事)が過敏な場合や、精神面からくる下痢は、夜間はとまるのが普通です。もし、就寝中にも下痢をしてしまう場合は、消化管になんらかの異常があると考えたほうがよさそう。医師に診てもらいましょう。

水様便
粘液便

水のような便が出るときは、急性胃炎や腸炎が疑われる。この場合、飲食物により腹痛や吐き気を伴う事があります。また、粘液の便に血液が混ざり、下腹部に痛みがある場合は潰瘍性の大腸炎の可能性が強いです。いずれにしても放置は禁物!医師に診てもらいましょう。

発熱と下痢

下痢気味で熱がある場合は、腸が感染症にかかっている疑いが濃厚です。この場合は下痢止めの薬を飲んではいけません。というのは、下痢によって病原菌を体外に流しだしている可能性があり、薬を飲むと菌を体内に留めかねないからです。素人療法は危険を招くので、必ず医師に検査してもらいましょう。

血便@

便に血がついていたら警戒が必要です。そのうちの9割は痔が原因ですが、直腸がんの可能性も否定できません。排便時に痛みがあるかどうかが、痔と他の病気を見分けるポイントです。もし、痛みがあれば痔である事が多いのですが、痔でもないのに血便だった場合は、すぐに専門医にかかりましょう。
しかし、痔の人もがんなどの重大な病気を見落とすことになりかねないので、便に血がついていたら、念のため医師の診断を受けましょう。

血便A

痔でもないのに便に血がついていて、しかも腐敗臭がある場合は、大腸がんの疑いがあります。ただちに専門医の検査を受けましょう。
食生活の欧米化などから、大腸がんは急増しています。40歳以上の人は、年に1回大腸がんの検診を受けることが望ましいでしょう。

黒い便

健康な人の便は黄色っぽい色をしています。これが茶色っぽかったり褐色を帯びてきたら、腸が疲れている証拠です。さらに黒っぽい便が出たら、すでに危険ゾーン!胃潰瘍や十二指腸潰瘍、あるいはガンなどによる出血が便を黒くしている可能性があります。特にコールタールのような真っ黒の便が出たら、すみやかに消化の専門医の検査を受ける必要があります。
なお、前日に貧血の薬を飲んだり、肉をたくさん食べたときも便の色が黒くなることがあります。

白い便

便の色が白っぽくなるのは、胆石や胆管・すい臓などの異常がみられる可能性があります。便の色が白く、かつ黄疸の症状が見られるときは、肝炎の疑いが濃厚です。ただちに医師の診断を受けましょう。

ストレス

一般的に通勤時に限らず、会議の前などちょっとした緊張を強いられたとき、たまらずトイレに駆け込んだ経験がある人は多いはず。こうしたケースは腸自体に問題があるのではなく、神経的な要素が原因である事がほとんどです。過敏性腸症候群は、下痢だけではなく、便秘になる人もいます。
これは「過敏性腸症候群」といい、今急増中の神経性の病気です。発症の背景には、発症の背景には、現代社会のストレスがあるとされ、この場合、心療内科の専門医に相談するのがいいでしょう。


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