体温と脈拍は、バイタルサイン(ヒトの命の基本的な兆候を意味し、人間が生きている状態を示すしるしの事)の一つです。健康であれば、一定に保たれていますが、体に異常があると体温、脈拍の数値が変化します。日々の健康状態を知るため、自分の平熱、健康な時の脈拍数を把握し、定期的にチェックしましょう。
平熱よりも0.5℃以上の差があるときは、寒気・ふるえ・倦怠感・熱感・頭痛・目の充血・食欲低下がないか確認します。一つでも当てはまる場合は、不調の兆しです。
1.わきの下
2.口の中法
3.耳の穴
4.肛門
一般的に、わきの下で体温を測る事が多いので、そのときの注意事項をご紹介します。
1.同時刻に同部位で測定する。
2.一般的には10分間測りますが、高齢者の場合は皮膚の熱伝導が悪いので、15~20分間ぐらい測る。
3.片方の腕などに麻痺がある場合は、健康な側で測る。
4.わきの下に汗をかいている時は、そっと汗を拭いてから測る。
体温計メーカーのサイトに、体温計の豆知識や体温の正しい測り方などが掲載されてれていますので、参考にご覧ください。
テルモ体温研究所
オムロン 正しい体温の測り方
脈拍は、心臓の拍動が、体の表面近くの動脈で触れたものをいい、1分間測定します。 脈拍数が50以下、または90以上で、脈の触れ方が弱く、リズムが乱れるようなときは不調の兆しです。
脈拍を測る部位は3ヶ所あります。